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ペーパークラフト(テープドローイング その1)

2019/10/25

いろいろなカタチは、さまざまな方法で具現化されるのですが、たとえ頭の中でイメージが出来上がっていたとしても希望とするカタチにするためには多くのハードルを超えなければなりません。

イラストなどは雰囲気作りや形状決定には有効ですが、「クルマの具」とのすり合わせができていなかったり「見る人による印象の違い」が起きたりすることも少なくありません・・・

手作業によるマスターモデルの製作では「完成した時がカタチが見えた時」となりますので「こんなはずではなかった」という残念な結果は、私も数多く経験しています。

■そうです! なにも無いところに造形物を想像し目の前に現すのは、困難なことです。

そこで、簡単にカタチを表すことのできる「ペーパークラフト」を、弊社エアロパーツを例に紹介したいと思います。

ラインテープによる「テープドロー」はペーパークラフトのスタートとなりますが、ここには多くの時間を費やすこととなります。 全体の雰囲気作りは勿論のこと、各パーツの大きさ、外周ラインなど多くの項目を この時点でほぼ決定してしまうからです。 左右の精度もこの工程で高めます~

「見えないものを見る」ということになってしまうのですが、ラインテープは貼り直しもできますし、なにより「デザイナー気取り」がとても楽しいと思えるし、時間を忘れて過ごしているうちに新しいカタチが生まれてくることもあるのです。

『まずは、30プリウスをクロスオーバースタイルにしたいと考えたときのテープドローです』